よし、保険を見直そう!【生命保険編①】

家計を見直す

こんにちは、しゅーとです(^^

今度は家計を見直すことに取り組んでいきたいと思います。「人生100年時代」というのは誇張ではなく現実で、今や60歳の人でも90歳を超えて生きる可能性が高い時代となっております。そんな老後が長くなることから以下のように考える人が増えているのではないでしょうか。

「入院・がん・介護など、加齢とともに高まるリスクに一生涯の保障がある保険で備えたい」

「国の年金だけでは不安だが、投資は怖い。保険でお金を増やせないだろうか」

果たしてこれらは正しい備え方であるのかを見ていきましょう。かくいう僕も、会社に入って間もなく保険会社のおばちゃんに勧められて入ったきりです。正しい知識を身に着けて将来のために一緒に備えていきましょう!

そもそも保険とは

保険とは、本来はめったに起きないけど、一度起きてしまうと個人では負いきれない経済的リスクを、多数の人間に分散して支えあうというものです。ところが、病気や介護は、年齢が上がるほどリスクが高まります。つまり、保険会社からすると、高齢者向けの商品の保険料を上げるか、保障内容を減らすしかないということになるようです。しかも、保険会社はボランティアでやっているわけではないので、顧客から集めた保険料の中から、当然経費や利益として何割か充当しています。もともと保険の仕組みに馴染まない老後の保障を、保険会社の経費や利益を負担して確保しているということになります。そして一番は、保険というものが非常に複雑なため情報の非対称性が強く、一般消費者が合理的判断をしづらいというところです。私も実際、保険会社の言うがまま、なすがままでした。

超優秀な日本の健康保険

ある本にはこう書いてあります。

「最強の医療保険があるとしたら健康保険」

この所以を見ていきたいと思います。そもそも医療費ってどれくらいかかるのでしょうか。なんだか大病すると莫大な費用がかかりそうですよね。大前提としてここがわからなければ、どれくらいの保険に入ればよいのかわかりません。

入院が短い病気の医療費は高くても100万円

入院が長期に及ぶものでも300万円程度

調べてみると意外と大したことないのです。

しかも超優秀な日本の健康保険は、医療費の自己負担額を大きく軽減してくれます。

■医療費に対する自己負担額

  • 小学校に上がる前の幼児 2割
  • 70歳から74歳まで原則2割
  • 75歳以上 1割   ※2022年10月から一部2割
  • それ以外 3割

75歳以上で脳梗塞になって、医療費が300万円以上かかっても、本人の負担は30万円程度ということです。なんだか拍子抜けしますよね。日本の健康保険は全員が加入する国民皆保険ですから、どんな病気やケガで入院しても、家計が著しく傾くほどの損失を被ることはないようです。

効果絶大な高額療養費制度

高額療養費制度という言葉は聞いたことがありましたが、意味はよくわかりませんでした。この制度は、健康保険に組み込まれている第二のセーフティーネットのようです。

病院への一か月間の支払いが一定の限度額を超えた場合には超過分の医療費をほとんどタダ(超過分の1%)にしてしまおう!

というのが高額療養費制度の要点です。しかも1年間のうち、限度額を超える月が3回以上あった場合、「多数回該当」といって、さらに大幅値引きの対象となります。

なんと、現役の医師の多くが「どんな病気でも、社会復帰や家庭復帰までの医療費は50万円程度で済む」と言っているらしいです。心臓移植でさえ、高額療養費制度が適用されるため、日本国内なら100万円を大きく超えることはないといいます。日本の社会保障、とりわけ公的医療保険制度は超優秀ということをまずは理解した方がよかったようです。公的医療保険でカバーされないものは以下のものです。

  • 先進医療
  • 美容整形
  • 保険対象外の医薬品
  • 病院の個室(差額ベッド代)

ちなみに一番最初の「先進医療」を誤解している人が多いと思います。「先進医療」とは、最先端をいく医療ではありません。「一種の人体実験」だということです。要するに本当に効果があるかどうか、患者を使って試してみようというのが「先進医療」です。やってみて、本当に効くようなら健康保険に移すし、効かないようなら退場となるというわけです「先進医療」といったら数少ない上に、「がんの先進医療」に限れば、ほぼ粒子線治療のみのようです。月々100円程度であっても、「先進医療特約」の必要性をこの機会に考えてみましょう。

入院給付金がもらえない!?

「入院給付金」とは入院すると1日当たり5,000円や10,000円をもらえるといったもので、療保険の”大黒柱”に相当するようです。厚生労働省の統計によると入院日数はどんどん減少しております。しかも、増え続ける医療費をなんとか抑え込むために、政府は入院日数をもっと減らそうとさまざまな手を打っているため、今後もさらに減ることは確実です。こちらも考えていった方がよいようですね。

今回は、公的医療保険を中心としたお話でした。次回は、いよいよ具体的な保険について検証していきたいと思います。

一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!

少しづつ理解を深めて、家計に余裕を生み出し、本当に必要な将来の備えを確保していきましょう。

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