こんにちは、しゅーとです(^^
生命保険編第4弾です!今日は、保険商品ごとの留意するべき点を見ていきましょう。
個人年金保険
個人年金保険と聞くと
「老後資金は大変だ。これに入れば安心できそう。」
と考える人もいるでしょう。僕も社会人になって速攻入りました。しかし、つい最近元本割れすることをわかってた上で、この個人年金保険を解約しました。これが正しい選択であったか、間違った選択であったか。
答えはあくまで人それぞれでしょう。
そのうえで、僕が解約になぜ踏み切ったかをお話します。理由は以下の2つです。
- 元本割れ期間が長すぎる(23年間)
- 返戻率がしょぼい(105%)
前回もお話した通り、将来の100%はリスクを数値的に捉えれば、常に100%未満です。元本割れ期間が23年と長すぎる上に返戻率が105%ではしょぼ過ぎます。預金の利回りと並べられれば高いように感じますが、元本割れする以上預金と比較することはそもそもの間違いです。税軽減効果という部分でも「個人型確定拠出年金」の方が圧倒的に有利です。こちらで積み立てていく方が合理的だと考えたためです。「個人型確定拠出年金」は、最近のトレンドなので別の回でお話いたします。
学資保険
学資保険は、子供が一定の年齢になるまで払い込んだ保険料から積み立てられたお金が給付金の原資になります。給付金は、中学・高校・大学などの進学時に一定額を受け取るタイプ、大学進学時に満期金を受け取るタイプ、大学進学後に毎年、一定額を受け取るタイプなどがあります。
保険期間中に契約者が死亡した場合、高度障害状態になった場合などには、以後の保険料払い込みが不要になり、給付金が受け取れますが、死亡保障にかかる費用がある分、貯蓄性は下がることになるようです。
学長から言わせると学資保険は「ドアノック商品」だそうです。
「ドアノック商品」とは、他の保険商品を売るための突破口的なものです。僕もお付き合いで契約しておりますが、今すぐ解約しようと思っている保険No.1になりました。理由は以下の通りです。
- 利回りが低すぎる
- 保障が少なすぎる
- インフレに対応していない
- 途中解約で元本割れのリスク
- そもそも、子供が生まれて取り組むべきは”学資保険選び”ではなく”家計全体の見直し”
という塩梅です。老後が長くなることを想像すると、保険との付き合いは最小限にとどめるべきのようです。
終身保険
終身保険は、一生涯の死亡保障があるので「相続対策」にはいいようです。死亡保険金は「500万円×法定相続人の人数」が非課税となります。しかし、大事なことはお金が増えやすいかどうかです。
契約期間中は、常に保険料総額を上回る死亡保障があり、解約時に保険料総額を上回る払戻金がある場合、「損をしない保険」と考えられます。
どうやらこの考えは間違いのようです。
保障部分と積立部分という2つの軸で考えると、契約当初は保険料を支払っておりませんので、保障部分100、積立部分0です。これが経過年数とともに保障部分が小さくなり積立部分が増えていきます。これは保険金支払いの原資が「保障部分+積立部分」だからです。
積立部分のお金の増え方について、保険の場合は契約当初元本割れが続くためマイナススタートとなります。元本を確保できるまでの遠い将来の保険金は、大半が積立金です。それは結局のところ「手数料をさんざん引かれた後の自分のお金」ということになります。だとすると、保障部分を司る「定期保険」で保障だけ受けていた方がよいことになりますね。
結論からすると、保障は保障、貯蓄は貯蓄で分けて考えたほうがよさそうということになります。
混ぜるな危険というわけです。
変額保険
変額保険は、保険料の相当部分を投資信託などで運用するため、株式や債券などに分散して投資する効果や、月払い契約の場合、毎月一定額を積み立てることで、時間分散する効果(ドルコスト平均法)があります。今、最近のトレンドであることから保険会社がゴリ押しの商品です。この変額保険の難点は次の2つでしょう。
- 死亡保障の確保にお金がかかり過ぎる
- 運用目的としてはコストが異様に高い
例えば、30歳男性が30年間900万円の死亡保障を持つのに、月払い保険料2万円というものがあります。0歳児の子供がいる人なら、それなりの死亡保障が必要になるのは20年強だし、900万円というのは少な過ぎです。定額保険や収入保障保険で備えた方がリーズナブルと言えます。
また、「増やす」という意味で運用目的としての利用を考えた場合、手数料等のコストが高すぎます。そもそも運用目的なら保険会社に任せる必要はなく自分で投資信託等により積み立てた方が賢明のような気がします。
しかし僕は、この変額保険には1つ利点があると思っています。それは
インフレリスクに対応している
ということです。運用が好調な場合には、死亡保険金が増えます。定期保険では、インフレリスクに対応できないという点から検討の余地はありそうです。
とはいえ、死亡保障を持ちつつ、資産形成も行いたい人は、それぞれ別々にやるほうがいい気がしますね。
外貨建て保険
「安全に保険でお金が増やせます!」
でおなじみの外貨建て保険です。
「安全にお金が増えてるのは保険会社やないかい!」
と吉本ばりのツッコミを入れてブチ切れた金融庁は記憶に新しいところです。この商品を契約する際は、以下について注意が必要だと考えます。
- 為替変動による元本割れリスクあり
- 高い手数料のせいで実態は低利回り
さて、今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
「じゃあ、どうしたらいいんだよ(;O;)」
と悩んでいる方、一緒にこれから考えていきましょう!最善の方法は必ずあります!世の中は頭のいい人がお金を搾取できるようになっています。ドラゴン桜もそういっています。そうならないようにしっかり学んでいきましょう(^^
一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!
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