こんにちは、しゅーとです(^^
今日から、「生産的に働く編」です。一緒に勉強しながら「自由」へ向かう冒険をクリアしましょう。
まず、生産性が低いまま、成果も出せないのに働きやすさばかりを主張しても、そんなことはまかり通るわけがありません。しかし、組織の中には往々にしてこういうことを考える職員がいる場合があります。まず第一に取り組むべきは、高い生産性を実現することです。
木こりのジレンマ
木こりのジレンマという話があります。刃こぼれした斧で一生懸命に木を切っている木こりに「斧を研いだらどうか」というアドバイスをしたところ、
「木をきるのに忙しくて、斧を研ぐ暇はない」
と答えたという逸話です。これは間違いなくほとんどの職場で起きています。
生産性が低いために進捗が常に遅れてしまう
こうした問題に対して、進捗の遅れをカバーするために残業をしたりします。
そうすること自体は問題ではなくまっとうな取り組みですが、そのような真正面からのアプローチは対処療法にすぎません。
たとえば一度でも進捗遅れを残業でカバーしてしまうと、その先もずっと残業でカバーし続けることになってしまいます。
刃こぼれした斧でも切れてしまうと斧を磨こうとはなりません。がんばってカバーしてしまうと、それが間違った成功体験になってしまうというわけです。
しかし、それではいつか破綻してしまいますので、そこで大切になってくるのが仕事のやり方を見直す「ふりかえり」です。
KPTでふりかえり
僕が職場で活用しているのが「KPT」というふりかえり方法です。
- Keep よかったこと
- Problem 悪かったこと
- Try 次に試すこと
「遅れそうなときに2人でペアになって作業してよかった」「役席が席にいなくて相談するタイミングがなくて困った」といった、仕事をしている中での気づきを週末に共有します。
そのため、いつも仕事をしている目線から少し視点を下げてみる必要があります。つい今現在に起きている問題について語り合いたくなりますが、そこはグッと堪えます。
「なぜ、そうした問題が起きるようになったのか」
「問題をそのままにしておくと再発してしまうかどうか」
といった時間的にも長く見るのがふりかえりの視点です。
注意が必要なのは、「Try」です。
たとえば「ミスをしないように気をつける」というものでは、次のふりかえりで良かったかどうかを確認することが難しいです。あとから検証できる仮説となるアクションを考えなければ意味がありません。
ふりかえりを最初に始めるのは上司かもしれませんが、実際に考えて取り組んでいくのは現場のメンバーになります。
生産性の高いチームの特徴は、メンバー1人1人が考えて行動できることです。チームの問題を自分ごとに捉えて、互いに率先して解決しようとする姿勢があってこそ「いいチーム」だといえるでしょう。
仕事を減らす
「自分がやっている仕事を減らしても変わらない成果をだせるようにするにはどうすればいいか」
この問いはだれもがいつも考えていることでしょう。僕が試みている具体的な方法は以下となります。
- 何か仕事をしなければいけないとき、何かを頼まれたとき、「そもそも」なんのためにやるのかを考えてから仕事に取り掛かる
- 「やるか、やらないか」でいえば、やったほうがいいというものについて、やらなくてもいいならやらない
- 「80%の完成には2割の時間でよくて、残りの20%を高めるために8割の時間がかかる(パレートの法則)」なら80%でやめる
- 「ノウハウを蓄積したい」と思う仕事以外、お金がかかってもアウトソージング
- さっさと相談する、相談させる
生産性を高めるということは、つまるところ、限られた時間の中で、より大きな成果を出すために本当に重要な仕事だけに集中して、重要でない仕事を捨ててしまえるかどうかというところにかかっています。
「生産的に働く編」は一回で終わらせるつもりでしたが、まとめきれませんでした(;O;)
大事ななところが盛りだくさんとなっていますので、次回もしっかり一緒に勉強していきましょう。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^
一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!
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