よし、「強いコトバ」で伝えよう!

座学する

こんにんちは、しゅーとです(^^

今日は「伝え方」についてです。

情報はどう伝わればいいのか

突然ですが、皆さんにお聞きします。最近スーパーに行って、野菜を見ていると、こんな表記が増えていませんか。

「佐藤寛之さんのトマト」(佐藤寛之さんは仮称です)

居酒屋の店頭ではこう書かれています。

バイトのとみ~おススメの焼き鳥」

なぜ「魚沼農協のトマト」「お店おススメの焼き鳥」と記入しないのでしょう。今やこの「伝え方」や「強いコトバ」こそが企業の命運を分けるといっても過言ではありません。

もしあなたが、ITリテラシーがないにもかかわらず、どうしてもパソコンが必要になったとします。

どうしますか?

CMを見てよさそうなパソコンがあったから買うでしょうか。

友達にITに強い人がいれば、その人に聞いて「どんなパソコンを使っているか」「実際使ってみてどうか」を聞いて大きな判断材料とするでしょう。

あるいは有名なYouTuberの口コミを見て判断するかもしれません。

これは明らかに現代は個人の発信力が求められる時代に突入したことを意味します。

最近では「トレーサビリティ」という言葉もいたるところで聞かれるようになりました。

ちなみに「トレーサビリティ」とは、「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにすべく、原材料の調達から生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態にすることです。

個人発信力が求められる時代に変化した理由

このように現代が個人の発信力を求めるように変化してきた理由は、2つあると言われています。

1つは、「組織への疑い」

企業や政府などの組織はいいことしか言ってないのではないかと疑う気持ちです。震災での政府や一部企業の対応も「組織は信じられない」という世の中の空気に拍車をかけてしまったというわけです。人はどんどん裏読みするようになり、「企業が語ることを、そのまま信じないぞ」という空気が世の中に蔓延してしまったのです。

2つ目は、「情報の氾濫」です。

インターネットの普及により、あまりにも情報が増え、人が処理できる量を超えてしまったのです。人は自分の周りにあるすべての情報を追うことができなくなりました。そこで、知っている人、特定できる個人のコトバ以外をシャットアウトする状況になったのです。

以上の通り、現代のプロモーションにおいては「伝え方」は必要不可欠です。逆に言うと、「伝え方」を工夫し、「強いコトバ」の作り方を会得してしまえばマーケティング、あるいは『組織で人を「感動」させて動かせる』というビジネスの世界において、イニシアチブをとれることは間違いありません。

ここでは、僕が学び活用している2つの技術についてお話します。

「サプライズ」を使う

人は「サプライズ」に弱いです。知らず知らずのうちに驚きのあるものを見たいと思っているし、体験したいと思っています。

「サプライズ」があると、人は注目するもので、もともと興味がないものでも興味を持たせることができるのです。それは「コトバ」も同じことです。

実はこの基本とも言える「強いコトバ」をつくる「サプライズ」は、プロもよく使っています。その代表的な例が、

「そうだ 京都、行こう。」(JR東海)

「サプライズ」がなければこうなります。

「京都、行こう。」

これではまったく興味をそそられないのです。

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はなにを隠そう

「よし、魚沼で学ぼう!」

は、このオマージュです。

サプライズワードというのは、自分が驚いたときではなく、相手の心を動かしたいとき、惹きつけたいときに使うことで有効なものとなるのです。

ちなみに、小林製薬の「あ、小林製薬」をパクって、「あ、魚沼で学ぼう」と迷いました(笑)

「ギャップ」を使う

次が人を「動かす」最強の必殺技「ギャップ」です。

多くの本やテレビでそう言われているし、僕も本当にそう思っていますが、人は規則では動きません。人を動かすのは「感動」です。

「感動」をつくるには、ただ伝えたいことをそのまま言い放つのではなく、伝えたい内容に「ギャップ」を作ることが大切です。

この方法は超簡単です。

「前半と後半がつながるように、本当に伝えたい正反対のワードを前半に持ってくる」

ただこれだけです。

信じられないかもしれませんが、これだけで「強いコトバ」が生成されるのです。

この方法で作られた代表的な具体例を2つ上げます。

  • 「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」(踊る大捜査線)
  • 「お前の為にチームがあるんじゃねえ チームの為にお前がいるんだ!!」(SLAM DUNK)

これらのコトバは多くの人の胸を打ったのではないでしょうか。僕も今でもめっちゃくちゃ心に残っています。しかし、言いたいことは「事件は現場で起きている」ということと「チームの為にお前がいる」ということだけです。

これでは「当たり前やないかい!」と突っ込まれます。しかし、「ギャップ」を使うとこれほどまでにコトバの力が変わります。

このように「ギャップ」をつくることこそが感情エネルギーを最大限に発揮する裏技だったのです。

皆さんも、ぜひ人前で話す機会等があれば使ってみてください。

今日は、「伝え方」についてのお話でした。前回の「コンセプチュアル社会」と通じる部分があったので続編的な意味合いで書いてみました。

今後の参考にしていただければ幸いです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^

一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!

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