よし、会社を設立しよう!

仕事する

こんにちは、しゅーとです(^^

今日は、大航海時代に普及しはじめた「会社」について学んでいきたいと思います。

実は、現在の日本では株式会社を設立するために必要な最低資金は0円です。これは意外に知られていないことで、資本金がまったくなかったとしても会社を作ることができるのです。

最近では、「会社をつくろう」と促す自己啓発本が増えてきたように感じます。

それではまずはその第一段階である「会社を設立すること」についてみていきましょう。

会社設立の流れ

株式会社の設立手続きでは、「発起人」が定款の作成などの会社設立の事務手続きを行います。発起人は、会社設立の際の定款に署名する人を指します。

株式会社の設立には、発起設立募集設立というのがあり、要は発起人が全ての株式を引き受けるか、株主を募集するかという違いです。

募集設立では「払込金保管証明」というものが必要になります。

これは、「ちゃんと資本金が手元にあるんだろうなぁ」という確認を証明するものを金融機関で発行してもらうものです。

会社設立の流れは以下のようになります。

  1. 定款作成
  2. 公証人の認証
  3. 資本金の払込み
  4. 機関の選任
  5. 設立登記

株式の発行

株式会社は資金調達をする際に株式を発行することがあります。

実は会社法では、様々な投資家のニーズに合わせて、「種類株式」(全9種類)という異なる種類の株式を発行することが認められています。例えば、投資家によって、配当を変えたり、より強力な権利を与えることができるというものです。

代表的のものに「黄金株」とも言われている「拒否権付株式」などがあります。

また株式を発行する際には、株式の総数(定款に定めるもの)が発行株式総数の範囲内である必要があります。発行可能株式総数は、発行済株式数の4倍を超えることができません。

例えば、会社設立時に資本金が1000万円、1株あたりの金額が5万円であれば、発行済株式数は200株となります。このとき、発行可能株式総数の上限は800株となり、これに到達するまで定款を変更せずに株式の発行ができるというわけです。

単元株制度

株式に関する制度の中に「単元株制度」というものがあります。

これは一定の数の株式をまとめて単元株とし、単元株ごとに1個の議決権を割り当てる制度です

例えば、単元株を100株とする単元株制度を導入すれば、基本的には株式の取得や議決権の行使は、100株単位で行われることになり、管理コストを軽減することができます。

しかし、1000株および発行済株式総数の200分の1にあたる数を超える単元株制度は導入することができません。

次に、株式分割と株式併合を見ていきましょう。

株式分割は、1株を2株に分割するなど、株式を細分化して数を増やすことで、1株の単位が小さくなるので株主から見て株式の取引がしやすくなります。一方、会社の管理コストは高くなります。

少し前に、TOYOTAが1株あたりの金額が高くなったので株式分割をして株主が投資をしやすいようにしたことがありました。

株式併合は、反対に、2株を1株にまとめるまど、株式をまとめて数を減らすことで、1株の単位が大きくなるため、株式の取引がしにくくなります。一方、会社の管理コストは削減できます。

資本金のルール

資本金は、会社の財産の基盤となるものです。資本金は、株式の発行によって、株主から払い込まれた金額から構成されます。実は株主から払い込まれた金額のうち、全額を資本金にしなくても構わないというルールがあります。株主の払込み金額のうち、2分の1を超えない額については資本金ではなく、資本準備金に組み入れることができるのです。

資本金で注意をするのが減資をすることです。

資本金を減らす減資は、会社の財産基盤を危うくする恐れがあるため、官報に公告しなければならないなど一定の規制を受けます。要するに簡単にはできないということです。

配当のルール

次に配当についてです。

株主に配当を出す場合、純資産の額が300万円を下回る場合には、配当を行うことはできません。剰余金の配当をする場合には、配当額の10分の1を資本準備金または利益準備金として計上する必要があります。ただし、準備金の合計額が資本金の4分の1に達していれば、準備金への積み立ては必要ありません。

日本の株式市場の再編

最後に、最新トピックスについてお話します。

日本の株式市場は現在、「一部上場」「二部上場」「マザーズ」「ナスダック」の4市場があります。これが2022年4月より「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」に再編されます。

この理由は、一部上場企業が増えてきた中で、30%程度は時価総額が250億円を下回っていたり、約50%弱がPBRが1を下回っているなど、質の低下が担保できないままになってきたということにあります。

さて今日は会社についてのお話でした。

かつてホリエモンさんが日本放送を買収しようとしたことがありましたが、これが一体どんな事件だったのかを学ぶと「会社」についてどんどん興味が出てきます。

いきなり「会社」についての記事を書いたのもそれが理由です。

参考までに調べてみるといいかもしれませんね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^

一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!

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