お久しぶりです、しゅーとです(^^
諸事情により久々の投稿となりました。
今日は、「コンセプチュアル社会」についてのお話です。この目新しい横文字の名前を聞いて読むのをやめるのは少し待ってください。
昨今、非常に注目されている言葉で、僕が最近受けた母校の大学教授の講義でも話をしていました。(まあ、ほとんど寝てましたが、講義ではコンセプチュアルスキルと言っていた気がします。たぶんほぼ同じ意味でしょう…笑)
「コンセプチュアル社会」とは
2005年頃から有名な学者さんたちがこぞって
「『情報化社会』から、これからは『コンセプチュアル社会』になる!」
と言っていました。
「コンセプチュアル社会」とはなにか。
つまり、既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていくという流れです。
「これからは、個人が突出した時代になる。国家より自治体よりも、企業よりも、個人が富を生み出す時代になる。」
こんなことを20年近く前から多くの頭のいい人たちは言っていたのです。これがビックリ、その通りの時代になったのです!今や「YouTuber」が出てきたり、「NFT」なんていうデジタル所有物が出きたり、個人がいくらでも活躍できる時代となり、さらに広がりを見せています。
これはまさに「成功のためのルールが変わった」と言えるでしょう。
「答えのない時代」のいま、世の中に出たら、資格が色々あるなど知識を持っているよりも、多くの人の意見を聞いて自分の考えをまとめる能力、あるいは壁にぶつかったら、それを突破するアイディアと勇気を持った人の方が貴重なはずです。
それが「コンセプチュアル社会」です。
具体的にまだよくわかりませんよね。
まずはなぜそれが必要となってきたかの経緯から見ていきましょう。
なぜ「コンセプチュアル」が必要となったのか
世界はここ数年で圧倒的に豊かになりました。もちろん日本も高度経済成長期を迎え、人口ボーナスとグローバル化によりその恩恵を受けてきています。僕らより上の世代の人たちはもっと実感していると思いますが、あらゆるモノが手ごろな価格で手に入る時代となりましたよね。
この現象によってビジネスの世界では、手ごろな価格で十分な機能が備わった製品を製造するだけではもはや不十分になったのです。豊かさのおかげで、多くの人の物質的なニーズは過剰なまでに満たされ、それによって美しさや感情面を重視する傾向が強まり、物事の意味への追求にだんだんと拍車がかかってきたというわけです。
従来のホワイトカラーが従事していたルーチンワークの大部分は、今ではアジアの国々で驚くほど安いコストで行われています。そのため、先進国のナレッジ・ワーカーたちは海外に委託(BPOとかオフショアリング)できないような新たな能力を身につける必要に迫られていったのです。
しかし、最近までそれに気づいていたのはごく一部の人だった。
大変革をもたらした「大事件」
そんな、のほほんと60円なのか70円なのか、ソーダ味を食べたいのか、コーラ味を食べたいのかよくわからないままガリガリ君を食べながら暮らしていていた僕ら庶民に、ガネーシャのように「はよ気づかんかい!」と言わんばかりの大事件が起こりました。
それが「新型コロナウイルス」です。
「新型コロナウイルス」により急激に世の中が変化し、人々は「共感」の大切さを身をもって実感してしまったのです。
豊かな時代であるがために、物があふれ今日の供給過剰気味の市場の中では、他社製品やサービスとの差別化を図るには見た目に美しく、消費者の心に訴えかけるようなものを提供するしかないということを、企業も認識し始めたというわけです。
これを、「モノ余りのコト不足」なんてかっこよく表現しているところもありました。
これからのリーダーは誰か
では、こんな世の中でこれからの未来をリードしていくのはだれか。
それは、何かを創造できる人や他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、物事に意義を見出せる人。
そして最も優れたリーダーは「おもしろい人物」。というかよく笑い、ユーモアのある人です。
間違いなくこの人たちがこれからの日本企業のリーダーになっていくと僕は確信しています。
なにより僕がそんな人が好きで、ついていきたいと思うからです。
時代を動かす「ハイ・コンセプト」と「ハイ・タッチ」
その新しい時代を動かしていく力は、これまでとはまったく違った新しい思考やアプローチが必要で、そこで重要となる能力が次の2つとのことです。
- 「ハイ・コンセプト」
- 「ハイ・タッチ」
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話をできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力。
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力などです。
僕は、この能力をフル活用している企業(人)と「魚沼」で出会って感動しました。このことを身をもって教えてもらい、今でもずっと尊敬しているし会えるのがいつも楽しみです。今日の記事を書いているのもそれが理由です。
でもなんだか人にもよるとは思いますが、自分にはかけ離れていて手に入れるには難しそうな能力もありますよね。しかし、多くの人たちはこれは後天的に引き伸ばせると言っています。具体的には以下の資質を鍛えることです。
「デザイン」「物語」「調和」「共感」「遊び」「生きがい」
全部を説明するのは苦しいですが、次回以降その資質の鍛え方について、調べた内容を一部触れていけたらと思っています。
今日は、「コンセプチュアル社会」のお話でした。
あきらかに時代は急速に変化しています。
その変化に乗り遅れたら企業、いや自分自身も終わります。それくらい厳しい時代に突入したのです。でも悲観的になる必要はありません。より視野が広がり楽しめる時代になったのです。
アマプラで鬼滅の刃の美しい映像を楽しめるじゃないですか、YouTubeで漫才かと思うほどの政治家たちの小競り合いを眺められるじゃないですか。
世の中は楽しむ材料も確実に多くなっています。
時代の波に乗りながら人生を楽しく生きたいものですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^
一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!
コメント