こんにちは、しゅーとです(^^
今日は「自律的に働く編」第二弾です。
「部下のモチベーションが上がらない」
「部下が中々自発的に動いてくれない」
こんなことを考えることがよくありませんか。その原因は何か。それは
あなた
です。他人を自分の思うように動かすことなんて誰もできませんし、そんなことを考えている上司ほど上司の器はないでしょう。
また、部下のモチベーションが上がったことに対して「偶然」なのか「必然」なのかを考えることも大切です。ある日突然、自分自身で開花できる人もいるからです。
それを決して自分の手柄だと勘違いしてはいけません。
いくら自分の能力が劣っていても、その能力すらも自分がしっかり分かっていて、部下の成長のために一緒に歩んでいけるものこそ真の上司なのだと僕は思います。
さて、今日はチームのモチベーションにまつわるお話が中心です。さっそく見ていきましょう。
評価をなくす
「評価をなくす」といったときの本質は、個人主義に陥り過ぎずチーム全体のパフォーマンスを発揮できるようにするために、個々人が納得して仕事に取り組む、そして安心して働いてもらうということです。
その本質を実現するために大事なのは、
上司をはじめ周囲からの頻繁なフィードバックと、心理的安全性の保たれた対話ができる場があることです。
評価をなくしてしまうなんてことは会社全体の制度を変えてしまうことなので難しいでしょう。しかし、その本質の部分を取り入れることはできるはずです。
それが「すりあわせ」です。
これは、会社としてのビジョンや経営方針と、個人個人が考えているビジョンのすりあわせをおこなう機会をつくるというです。
「ふりかえり」が短期的かつ業務を改善する機会だとすると、「すりあわせ」は長期的な目線で個人の成長を考える機会になります。個人としてどういったキャリアを目指し、どんなスキルを身につけたいのか、それが会社の目指す方向と合致するようにすり合わせをします。
この時大事なポイントが、客観的な事実をもとに、主観的な考察をしていくことです。経験した本人がどう感じて、どのように考えたのか、そこを深堀していくことが重要だと思います。
どんな仕事が自分に合っていたのか。
成長できるやり方はどうだったのか。
その考察を経て、次にやることを考えます。将来の夢につながることや、抱えている課題を解決することなど、具体的な行動に落とし込みます。
そこから、個人の視点で考えてもらったやりたいことを、会社の視点で考えても意味のあるようにすりあわせしていきます。
ですから先にテーマなどを決める必要はないと思います。
あくまで自分のやりたいことがベースにあって、そこに会社の意義を重ねていきます。
そうした、評価とは違う場があることで、自分自身にとっても、会社にとっても本当にフィットする仕事や環境を探せます。そうして適材適所で働くほうが、本人にとってもパフォーマンスが出るし、会社にとっても成果が出るので、いいことづくめです。
ノルマをなくす
近年、ノルマをなくす企業が増えてきています。ノルマをなくす本当の意義とは何でしょう。
数字だけを追い続けると、数字を満たすことだけで満足するし、その仕事の本質を忘れてしまいかねません。また目標の数字だけを満たせば、それ以上の成果を求めなくなってしまいます。
数字はあくまで「結果」であり、「目的」ではなかったはずです。
じゃあ何で評価をするのか。
これに代わるものとして、多くの企業では「プロセス評価」を導入しています。
しかし、これには注意が必要です。
プロセス評価が悪いわけではありません。確かに途中の過程を見ていくことは大切でしょう。
しかし、多くの企業がこの罠に陥っているというのが現実です。
大切なことは「結果」と「目的」をイコールにすることです。
「100人の人にわが社の商品チラシを配りました!」
というプロセスを評価しても、だれもチラシを見ずゴミ箱に捨てていたとしたらなんの意味もありません。
むしろ環境によくないことをしているだけの話です。
だから結局は会社に貢献するためには「結果」(目的)がすべてなのです。
あくまで「計画目標」と「結果(目的)」という点と点で評価し、「プロセス」という線は付属品として考えなければなりません。
モチベーションの源泉とは
僕はビジョンを描くということは、自分の頭だけで考えるのではなく、一緒にバスに乗る仲間たちの思いを汲んで、みんなのビジョンを叶えるための会社のビジョンとして言葉にすることだと思います。
しかし、所属する組織のミッションやビジョンさえあればがんばるというと、それだけでは不十分だと思います。ミッションやビジョンに共感していることは一緒に働くモチベーションにはなりますが、本当にがんばれるかどうかは「自分自身のためになることかどうか」が大事です。
自分の腕を磨いて成長することをモチベーションにしている人が多くいるからです。
個人が自主的に働くようになるためには、そうした個人のモチベーションと会社に対する貢献が一致しているような状態にすることが大事だと思います。
さて、「自律的に働く編」第二弾。いかがだったでしょう。
次回で「自律的に働く編」は、最終話になります。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^
一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!
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