よし、管理することをやめよう!【自律的に働く編 Part3】

仕事する

こんにちは、しゅーとです(^^

「自律的に働く編」の第三弾です。今日で「よし、管理することをやめよう!」は最終話です。

さっそく見ていきましょう。

育つ環境を与えることで人は育つ

「会社がなくなったら困る社員がいるから会社と社員を守る」というよりも、「会社がなくなっても困らないだけの実力をつけた社員に育てる」ことこそがリーダーの本当の責任だといいます。

僕もいつかそんなリーダーになれたらいいなぁといつも考えています。

親がいなくても川で自分一人で鮭がとれるようになれば一人前です。

社員一人一人が会社に依存しないで、自立していけるくらいになっているほうが会社全体のパフォーマンスは高くなるし、そんな自立できるような人材でもいっしょにいたいと思ってもらえる会社を作る方が健全でしょう。

創造性が求められる仕事には、学校のテストのように正解があるわけではありません。仕事をしていて良い判断だったか悪い判断だったかは、結果をふりかえってみてわかることで、実際にはやってみるまではわからないことが多いです。

そもそも、ビジネスで何が正解かわかっているなら、つぶれる会社など出てこないし、苦しむこともないでしょう。

正解がないのであれば、自分の頭で考えて最善を判断していくしかありません。

ポイントは、「考える」部分と「決める」部分ということです。

どれだけ考えても決めなければ意味はないし、考えずに決めるのはただの勘です。

この物事を進めるための考える力と決める力は、センスもありますが、後天的に鍛えることもできます。

人を育てようとして中々うまくいかない経験をしていませんか。

座学だろうがワークショップだろうが、教育計画をしっかり立てて行ってもなかなか身について育っていかない。

こんなことが職場ではよく起きています。

当たりまえでした。

目的が曖昧で、必要性を感じられない研修はだれしもが身につくわけがありません。

「人を育てよう」と考えて、人の成長を外部からコントロールしようと考える上司は失敗します。

「教育する」のではなく「仕事の中で育つ」ことが必要なのです。そのために必要なのが次の三つです。

  • やってみせる
  • やらせてみる
  • フィードバックする

上司が背中を見せる

まず、上司から与えられる仕事に真面目に取り組むだけでなく、自分の仕事の裏側にある目的や理由、進め方について原理原則を見つけられるように考えながら取り組ませることが大切です。

上司が打ち合わせで話している様子を見て、仕事で手本を見せてくれているのを見て、上司のやっていることを見るだけではなく、「上司は何を考えて話しているのか」と思考回路を想像させます。

それが「技をパクる」ということにつながります。

上司がする仕事の裏側にある原理原則がわかってくれば、それを軸にして自分なりの工夫もできるようになります。

そして自分で試してみるのです。

実践すること、そして、考えること。

この2つを続けていくことで、必ず成長できます。

チャレンジする仕事を与える

人が育つのに必要なのは、その本人にとってハードルの高い仕事を任せる環境です。

「ほかに頼る人がいない、自分でなんとかしなければいけない緊張感の中で、一生懸命考えながら仕事をすること」

これこそが人を大きく成長させ、当人に自信を与えます。

本人にとってハードルの高い仕事を任せないということは、上司に保身の気持ちがあるからです。

「守るべきだ」と扱うと、人は「守られるべきだ」とふるまってしまうのです。

本当に育ってほしいなら、チャレンジする仕事を与えるのが真の上司だと思います。

そのときに忘れてはいけないのが、「期待」を正直に伝えることです。

「これができるようになってほしいから、この仕事を任せるのだ」と。

チャレンジすることをワクワクすることに変えるために期待を伝えることが大切です。

自分で考える力を身につける

デザイナーやアーティストはどうやって上達していくのかと聞くと、

「ある程度の基礎は必要ですが、それ以上はやってみるしかない」

と答えるらしいです。

ただし、闇雲に経験を積んだとしても、上達するのに時間はかかります。

続けて、教育についてはどうするのかと聞くと、

「やらせてみてから指摘する」

と答える人がほとんどのようです。

指摘を受けることで、良い悪いの価値判断が身についていくということです。

部下は、自分で経験してみることで、成功も失敗も自分ごととして捉えることができ、現実に体験した文脈に沿った形で教訓を得ることができます。

たくさんのフィードバックを得るために、失敗してもいいので思い切ってやってみることが大切ということです。

さて、いかかがだったでしょう。

「よし、管理することをやめよう!」は今日で最終話となります。

早く一人で川に行って鮭をとれるようになりたいものですね。

それが何年先になるのかわかりませんが、鮭をとる練習をしなければいつになってもできるようにはなりません。

川で練習あるのみです。

一緒に頑張っていきましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^

一歩を踏み出せば人生が変わります!未来を変えられるのは”自分”だけです!!

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